卒業展示と公演を見て
今月はヒューマンアカデミーの卒業・進級展示と公演を見に行きました。
自分が行こうと思っていた学校。
縁がなく諦めこの年まで来ましたが、まさか職場の上に移転してくるとは思いもせず、ましてや学生さんと仲良くするようになるとは想像もしませんでした。
まず同じ学生さんでもレベルの差があるのは当然だとして、仲良くした生徒さん、僕からすると職場の後輩に当たるわけですが、こうやって見に行き、どうやって声をかけてればいいのだろうと、ここ一年間考えながら彼らの作品と彼ら自身の成長を見てきました。
初めから上手い子。これから伸びるであろう子。自分では判断できない作品を作り上げる子。
とにかく作品を見た後。自分は初めに彼らに対し素直に嫉妬の感情を伝えました。
「ぶっ殺したくなるね(笑)」
だって彼らは自分で自分の好きなものを選べたのですから。
これは凄くて麗ましいことです。
それだけで彼らは特別で輝いています。
そして自分はそんな彼らを見ることが大好きです。
ですのでその後でちゃんと
「ほんとうらやましい。いいねぇ。青春だねぇ。爆発してくれない?」
と、冗談に聞こえるよう本音を混ぜていきます。そしてその後
「他にはないの? 全部見たい」
こんな感じでねだり、質問しました。
ただ最初の頃は偉そうに自分の知識を語り(今もあるとはおもうのですが)身勝手な道を指し示すこともあったので、迷惑な人でもありました。
そんな自分ですが今は展示会があるなら足を運び。
ただ見て来たと伝えます。そして質問をする。
自分の考えは求められれば出す。
とにかく、とにかくこの順番。
多分。これが一番うれしいことだと最近になって考えるようになりました。
見に行くようになって一年とちょっと。
彼らはもう卒業です。
お別れです。
東京に行くらしいです。
その分野の就職をするようです。
幸せだそうです。
………。
ほんと、うらやましいです。
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